「親が認知症と診断された。グループホームってどんな施設?費用は?」
グループホームは、認知症の方が少人数(9名以下)で共同生活する専門施設です。==大規模な施設と違い、家庭に近い環境で認知症ケアが受けられます。==
この記事では、グループホームの月額費用相場・有料老人ホームとの違い・入居条件・選び方を解説します。
グループホームとは:認知症専門の少人数施設
グループホーム(認知症対応型共同生活介護)は、認知症の診断を受けた方が5〜9名の少人数で共同生活する施設です。
特徴:
- 1ユニット9名以下: 大人数施設より顔が覚えられやすく、スタッフの目が届きやすい
- 家庭的なケア: 入居者が食事の準備・洗濯・掃除など日常作業に参加できる
- 認知症専門: スタッフは認知症ケアの専門的な研修を受けている
- 地域密着型: 施設がある市区町村に住民票がある方のみ入居可
グループホームの月額費用相場
グループホームの月額費用は、地域・施設によって異なりますが、以下が一般的な目安です。
| 費用項目 | 目安 |
| 家賃(室料) | 5〜12万円 |
| 管理費 | 1〜3万円 |
| 食費 | 4〜5万円 |
| 介護サービス費 | 介護保険自己負担分(月2〜3万円程度) |
| 月額合計 | 12〜20万円程度 |
地域別の目安:
| 地域 | 月額の目安 |
| 東京23区 | 18〜25万円 |
| 首都圏郊外 | 13〜18万円 |
| 地方都市 | 10〜15万円 |
介護付き有料老人ホーム(月15〜35万円)と比べると、グループホームは費用が抑えられる場合が多いです。
入居一時金について
グループホームも施設によっては入居一時金(0〜100万円程度)が必要なケースがあります。ただし有料老人ホームの数百万円〜数千万円と比べると低額です。
入居一時金がある場合は、償却条件(何か月で何%が返還されなくなるか)を必ず確認しましょう。
グループホームの入居条件
グループホームに入居するには以下の条件が必要です。
1. 認知症の診断を受けていること(医師の診断書)
2. 要支援2以上または要介護1以上の認定を受けていること
3. 施設のある市区町村に住民票があること(地域密着型のため)
要介護度が非常に高く、医療依存度が高い方(人工呼吸器・胃ろうなど)は入居を断られる場合があります。
グループホームと有料老人ホームの違い
| グループホーム | 介護付き有料老人ホーム | |
| 入居条件 | 認知症・要支援2以上 | 原則要介護1以上(施設による) |
| 月額費用 | 10〜20万円 | 15〜35万円 |
| 定員 | 9名以下/ユニット | 数十名〜 |
| 住民票の制限 | 同一市区町村のみ | 制限なし |
| 医療対応 | 限定的 | 施設による |
| 特徴 | 家庭的・認知症専門 | サービスが充実 |
認知症があって費用を抑えたい→グループホームが有力候補です。
グループホームの選び方5つのポイント
① 居室の広さと個室か確認する
最近は個室が主流ですが、施設によっては2人部屋もあります。個室がプライバシーを確保しやすいです。
② スタッフの認知症ケアの経験を聞く
認知症ケアに特化した研修(認知症ケア専門士など)を受けたスタッフが在籍しているか確認しましょう。
③ 夜間の人員体制を確認する
グループホームは夜間の人員が少ない施設もあります。夜間帯の緊急対応体制を事前に確認することをおすすめします。
④ 医療連携の状況を確認する
グループホームは医師常駐ではありませんが、協力医療機関と連携しているか確認します。訪問診療・訪問看護が利用できる体制か確認しましょう。
⑤ 日中のケアプログラムを見学する
認知症ケアの質は、日中のプログラム(料理・散歩・レク)の内容に表れます。実際に見学して入居者の表情を確認することが最善の判断材料です。
【事例】佐々木さん(65歳)がグループホームを選んだ理由
佐々木さん(65歳・埼玉県在住)の母親(80歳・要介護1・中等度認知症)の入居先として、ケアマネジャーからグループホームを勧められました。
月額13万円(室料8万円・管理費2万円・食費3万円)で、介護費自己負担1万円を合わせると月14万円。「特養は待機3年、有料老人ホームは月18万円以上と高い。グループホームは費用と環境のバランスが一番よかった」と話します。入居1か月後、「施設スタッフが全員の顔を覚えてくれていて、母が穏やかになった」と感じています。
よくある質問
認知症でなければグループホームに入れませんか?
はい、グループホームは認知症の診断がない方は入居できません。認知症でない場合は住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)が選択肢になります。
グループホームで看取りはできますか?
施設によります。「看取り対応可能」を謳う施設も増えていますが、医療依存度が高くなった場合は転居が必要なケースもあります。入居前に看取り方針を必ず確認することをおすすめします。
待機期間はありますか?
地域や施設によりますが、特養ほどの長い待機はなく、数か月以内に入居できるケースが多いです。早めに問い合わせることをおすすめします。
まとめ
グループホームは認知症専門の少人数施設で、月額10〜20万円と有料老人ホームより費用を抑えられます。家庭的な環境でのケアが特徴で、認知症が比較的軽度〜中等度の方に向いています。
入居条件として認知症診断・要支援2以上・同一市区町村の住民票が必要です。ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談すれば、地域の施設情報を紹介してもらえます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
グループホームの問題は、知っているかどうかだけで、結果が大きく変わります。
難しい制度のなかで、正しい情報を手に入れることがどれほど大切か、日々の記事執筆を通じて痛感しています。
この記事が、あなたの生活を少しでも楽にするきっかけになれば嬉しいです。
これからも、あなたの生活防衛に役立つ情報を発信し続けます。
関連記事



コメント